患者さんからのプレゼント

私のデスクの横には患者さんからのプレゼントが置いてあります。

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優しいお顔のお人形と、くまさん、そして縁起がいいというカエルくん。
右腕のリンパ浮腫の患者さんが作ってくださいました。
浮腫が収まり、大好きな手芸がまたできるようになったとのこと。
初めにお人形、そしてカエルくん、くまさんと仲間が増えてきました。

嬉しいです!!
患者さんがやめていたこと、できなくなっていたことが
またできるようになった、また始めたんだというお話を聞けることが。

針仕事のときはケガに十分気をつけて。
あまりコンを詰めすぎないで。
同じ姿勢を長時間続けすぎないで。
いつも口うるさいことばかりお伝えしそうになるのですが
実は患者さんもしっかりとわかっていらっしゃるんですよね。
上手に浮腫とお付き合いされているんです。

好きなこともやって、楽しい日々を過ごせるのが一番です。
楽しいことを見つけ方は患者さんに教えていただくことが多い気がします。
感謝。

ヨシダ


修了式です!!~第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会~

すっかり季節は秋の風となってまいりました。
暑さ迫る5月末に始まりました講習会が先日無事修了式を終えました。

修了試験では、筆記、実技、口頭試問があります。
講習生のみなさんはそれぞれお仕事をお持ちですのでその合間をぬっての試験勉強。
ご苦労があったと思います。

講師陣の方といたしましてもこれはひとつの通信簿です。
講習の中で伝えたい大切なことがちゃんと伝わっているのかどうかが分かる瞬間です。

そしてその結果は・・・・。
写真でわかりますよね。
全員無事合格となりました!!!

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約4ヶ月の講習会。
長いようであっという間の時間でした。
また非常に意識の高い方が集まられました。

これからご自分の病院でリンパ浮腫の外来を立ち上げたい看護師さん。
リンパ浮腫のセラピストが少ない地域で、これから治療の場を設けたいというマッサージ師さん。
ご自身の周りにガンを克服された方がいらしてなんとか助けになりたいというマッサージ師さん。
ご自身がガン経験者で、所属する患者会からも要望があり参加された作業療法士さん。
ご自身がガン克服者でかつリンパ浮腫の症状を持つ方。

本当に熱心な方々で、スタッフの意識も自然とパワーアップしたと思います。

これからも繋がって行こうと、最後に懇親会をおこないました。
皆さん晴れ晴れされています。

 

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これからこの方々がリンパ浮腫治療のセラピストとして現場に立つことになります。
どうぞたくさんの浮腫に悩む方々の救いとなりますように。

ヨシダ


症例検討

第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会の最後は症例検討です。
これまで受けてきた講義や実技、研修の全てをフルに使って
実際の患者さんを想定し、治療方針などを各自考え、
グループで検討し、まとめ、発表してもらうのです。

みなさんとても丁寧に考え、いろいろな意見がでてきました。
実際の治療に多少の不正解はあっても、唯一の正解というものはありません。
患者さんの状態、環境、性格などどれひとつとして同じものはないからです。
全て個別に考え、対応していくのが実践です。

マニュアルだけの対応でなく、各自様々な視点から患者さんのことを想い、
対応する術を考えることができているか。
全員がそれをクリアできていました。

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このあとはいよいよ修了試験です。
全員の合格を祈っております。

ヨシダ


LT講習会 前半戦のまとめ その1

猛暑が続く東京では街路樹の葉っぱが萎れています。
この暑さの中、リンパ浮腫療法士(LT)を目指す講習生のみなさんはお互いに支え合いながら講習を続けています。
ご自分のお仕事もこなしながらの講習会は大変だと思いますが、みなさん非常に志の高い方ばかりで教える私たちも力が入ります。

さて早いものでLT講習会は終盤となってきました。

日々の治療と講習会、その他のセミナーなど、忙しさに追われ、ほとんど更新ができていない前半をここでまとめてお伝えおいたします。

東京医療専門学校とベテル南新宿診療所で行われておりますLT講習会では外部からの先生方のご協力をたくさん頂戴しております。
解剖学、乳腺外科、婦人科、血管外科、形成外科などなど、それぞれの専門分野で今まさにご活躍中の先生方です。
教科書では見えてこないオペの実際を教えていただいたり、UP to DATEの情報を惜しみなくお伝えいただいたり。
スタッフとして参加している私たちも楽しみな講義です。
ほとんどの先生方は前回もお願いしているのですが、皆様前回よりもぐんとパワーアップした内容でお話くださいました。

東京西徳洲会病院の木下幹雄先生は形成外科の先生でいらっしゃいます。
リンパ浮腫の患肢に潰瘍ができてしまったらどのような処置が必要なのか。
病院ではどういう治療を行っているのか。
創傷処置について特に詳しくご講義頂きました。
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山王メディカルセンターの池田克介先生は血管外科がご専門です。
浮腫の発生機序から始まり、検査の実際など丁寧にご説明いただきました。
また深部静脈血栓の鑑別についても教えてくださいました。
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横浜市立大学医学部の前川二郎先生は形成外科学がご専門です。
今年はとっておきの新情報を携えてお越しくださいました!
まだまだ先の話だと思っていたある外科治療がもう身近になってきています。
リンパ浮腫の治療は保存的な治療だけではありません。
現在外科的な治療はどんどん進んでおります。
外科的な治療の前後には保存療法が欠かせないことなど、たくさんお話いただきました。
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まだまだご講義いただきました先生方はいらっしゃるのですが、本日はここまで。
近いうちに続きをUPいたします。
・・・私の治療の予約時間が迫っておりますので・・・。

ヨシダ


懇親会

楽しそうな写真をアップ致しました。

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第2回の講習生の皆さんとの懇親会の様子です。
バタバタしていてブログ更新が遅れておりますが、
講習会は早いものでもう折り返しを過ぎました。

今回は看護師さん、作業療法士さん、マッサージ師さん、柔道整復師さんと
バラエティに富んだメンバーです。
初日の緊張は何処へやら。
皆さんとても仲良くなられたようです。

この講習会を修了された後も、連絡を取り合い
情報や経験の共有が続くとイイなと思っております。

後半戦は実践につながる内容となります。
クリニック研修に、症例検討、模擬施術。
最後は修了試験です。

私達講師陣も惜しむことなく全力でたくさんのことを
お伝えしてまいります!!

ヨシダマキ


第2回LT講習会 2日目

関東も梅雨入りとなりました。
本日は講習会の2日目です。

さて、私たちが治療の中で最も重要だと考えているのは圧迫療法です。
2日目のひとつめの講習はこの圧迫療法で使用するバンテージや弾性着衣についてです。
いつもお世話になっているナック商会株式会社さんより各アイテムの紹介を頂きました。

弾性包帯と弾性着衣

 

 

 

 

 

 

 

圧迫するための材料といっても非常にたくさんの種類があります。
これらの特性などを理解し、患者さんの状態を把握し、アイテム選びをするのも私たちリンパ浮腫療法士の仕事です。
アイテムが豊富なので講習生の皆さんは驚かれたかもしれません。

そして2限目は東京医科大学人体構造学分野教授でいらっしゃる伊藤先生より解剖学についてです。

解剖学

 

 

 

 

 

 

 

とても楽しい切り口で解剖学をご講義いただき、講習生はもちろんスタッフも皆釘付けです。
私はカメラを動かすことも忘れて聞き入ってしまったくらいです。
細胞が、生物がどのような時間をかけて、どのように進化してきたのか。
そういうところから解剖を学んだのは初めてです。
その切り口から見てみると、リンパ節が消化器の近くにたくさんあることの理屈!
そしてウィルヒョウのリンパ節のお話!!
とても引き込まれる時間でした。

ナック商会さま、伊藤先生、ありがとうございました。

まだまだ講習会は始まったばかり。
このあとも充実の内容がてんこ盛りです!!

ヨシダ


スタートしました!!第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会

第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会がいよいよスタートいたしました!
第1回の反省やらなんやらを乗り越え、バージョンアップの講習会です。

午前中は開講式として主催の東京医療専門学校校長 斉藤秀樹先生の挨拶から始まりました。
普段交流のできない資格の異なる者が集い、一つの目標に向かうことのできるこの講習会の開催に力を入れているとの言葉。
わたくしヨシダはこの貴重な期間を少しでも円滑に楽しく有意義な時間にすべく、改めて気を引き締めました。

斉藤校長

 

 

 

 

 

 

 

開講式後のオリエンテーションではスタッフをはじめ、
講習生の皆さんおひとりおひとりに自己紹介をしていただきました。

みなさんのそれぞれ熱い思いを持っての参加が伝わります。
また、みなさん初対面という少々かたい空気もお互いの気持ちが少しわかりあえ柔らかくなったように見えました。
これから数ヶ月、この良きメンバーで集まれることを大変嬉しく感じております。

濱中先生

 

 

 

 

 

 

 

午後からは早速講義です。
まずはリンパ浮腫の基礎の「き」からということでベテル南新宿診療所の濱中(リンパ浮腫療法士)が「リンパ浮腫のスターターキット」としての講義を行いました。
基礎とは言え、何故浮腫という症状が起こるのか?浮腫にはどういう分類があるのか?リンパ浮腫はどういう機序でおこるのか?などなど、一度で理解するのは大変な情報量です。
何度もこの内容を聞いたり、読んだりしている私ですが、いざ説明しようとすると結構難しい部分です。
スターリングの仮説が一度でわかるなんて、本当に難しいところです。
濱中もいかにわかりやすく伝えられるかと、毎晩遅くまで考えている背中をみてまいりました。

講習生のみなさんいかがでしたでしょうか?
もしも一度で理解しきれなくても焦らなくて大丈夫です。
これから何度か繰り返し出てきますので、その度に噛み締めていってください。
そしてしっかりと理解した暁には治療の意味がよくわかるようになります。

来週からは実技もスタートいたします。
長いようできっとあっという間の講習会です。
ひとつひとつ丁寧にこなしてまいりましょう!!

LT ヨシダ


試験前の勉強会!

第4回リンパ浮腫療法士の認定試験までもう1週間と少しとなりました。
受験予定の方は、毎日の仕事に追われながらの試験勉強のラストスパートの真っ只中でしょうか。
私たちが行う講習会の修了生の方のうち今回受験予定のメンバーで集まって勉強会を行いました。

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私が受験したのは第1回。
その時の事前セミナーもボリューム大の内容でしたが、第4回ともなるとそのボリュームは益々充実しているようで、テキストの分厚さも倍近く増えています。
ということはきっと試験の内容もボリュームアップの予感。
試験内容のチェックにも力が入ります。
私たちが過去に受験した箇所をお伝えし、私たちも初めて見る内容のところは重要そうなキーワードなどをチェックしていきました。

リンパ浮腫療法士という資格は受験の条件も、そしてその資格の維持も非常にレベルの高い設定となっております。
ある程度の覚悟や、自分の環境を整える必要があります。
ここに集まっている皆さんもその覚悟をもち高い志で集まっているメンバーだなと感じます。

まだ試験まで1週間以上あります。
今回受験される皆様によい結果となりますように。。。。

ヨシダ


圧迫療法 ~バンテージに替わるアイテム~

圧迫療法はリンパ浮腫治療の要になります。
侵襲性も少なく、効果も高いのですが、手間がかかるというのが欠点です。
症状によって違いはありますが、片足に最低でも5本くらいのバンテージやスポンジ、綿などを巻くことが多いです。
それでも効果の高い治療方法なのでたくさんの患者さんが毎日この治療をセルフケアとして継続されています。

その負担を少しでも減らすことができないか。
セラピストであれば皆一度は考えることです。

その悩みを少し解決してくれるアイテムの勉強会を先月行いました。
マジックテープのついたサポーターのような形状で、その方の脚のサイズに合わせて圧迫力を調整して簡単に装着できるという優れモノです!

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写真はそのアイテムを囲んで勉強会の様子です。
マジックテープで簡単に装着できる!
圧の調整を患者さんが目で確認できる!
洗える!

難点は金額です。やはりお安くはないのです。
手間分と考えると値段も妥当なのかもしれませんが・・・。
ここから先は患者さんの感じ方、生活状況、身体状況なども考慮してアイテムの選択を決定することになると思います。

握力の弱くなった方、包帯を巻く方法をなかなか習得できない方など、このアイテムによって圧迫治療の悩みが軽くなる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

ジャクスタ2

ジャクスタ

 

 

 

こちらは昨年ドイツでこちらの商品を勉強していたときの写真です。

 

 

 

 

 

せっかくの機会なので恥ずかしがっていてはもったいないと、体験できるところはなんでも手を挙げておりました。ちょっと図々しいくらいだったかもです。

 

 

 

 

 

ドイツで教えていただいた際にはまだ日本での販売開始になっていませんでした。
こちらは弾性着衣の助成金の対象になっております。
詳しい活用例などはまた後ほどブログでアップさせていただきます。

ヨシダ


圧迫療法 ~バンテージ~

2014-04-22 00.12.51毎日ではないのですが、自分で巻くという手間や感覚を実感したくてバンテージ療法をやっています。
写真はノーマルな巻き方ではなく、少々省略した巻き方です。
今回は就寝時用に巻きました。
ゆびの白い包帯は圧迫の加減が難しく、少しでもキツク巻くと寝ている間に痛みで目が覚めてしまいます。
この日の夜は左はややしっかりめ、右は緩めに巻きました。
予想通り左は夜中に痛みで目が覚め、眠い目をこすりながら外すことに。

 

 

この治療を毎日行う患者さんからしたら、たまに巻くくらいでって怒られそうです。
大変な治療だと思います。
ですが、大切な治療方法です。

・・・この治療だけは経験豊かな患者さんから教えていただくことがとても多い治療法です。
できるだけ巻いた生活を経験し、教えてもらったことを実践し、次の患者さんへのアドバイスにつなげたいと思います。

次回はこのようなバンテージを少し楽にできるかも!!という方法をお知らせしたいと思います。

ヨシダ


講習会のお問合せで多い質問

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月曜日はキレイな満月でした。
私は月が好きでよく写真におさめます。
この日も夕飯前に月が見える場所を探して収めました。
色が真新しい十円玉のようなお月様でした。
海外では血の色なんて表現もあるそうです。
その表現はちょっと薄気味悪いです。
とはいえ十円玉という表現もロマンチックにかけるし、イマイチですね。

さてリンパ浮腫療法士の講習会のお話です。
たくさんお問い合わせいただく中で一番多いのが
他の講習会と何が違うのか?
というご質問です。

正直他の講習会に参加しておりませんので具体的な違いはわかりません。
ですが、リンパ浮腫療法士認定機構に認定された講習会では、基準となる指標が各主催側へ送られてきていますので、基本的な内容に大きな違いはないと考えております。
だからこそ認定された講習会と言えます。

その中で強いて言えば、当方は講習会の開催経験ではまだ新人だということ。
ベテル南新宿診療所の治療歴や治療内容には十分な自信がございます。
ただ他の講習会主催をされている諸先輩方よりも開催回数も少なく、私達の知名度が低いのは事実です。
それは弱味でもあり、強みでもあります。
ポジティブシンキングで強みを考えてみました。

なにが強みなのか。
知名度も低く、大きな広告宣伝もしておりませんので一度に受講を受け入れる人数を少人数としているところです。
私達が募集しております最大枠は15名。
開催は年に2回。そうすると1年で最大30名の修了生。少ないかもしれません。
ですが知識も技術も経験もバラバラな方々がいらっしゃる中で私達が理想に思う基準までフォローできるのは頑張ってこの人数です。
マンツーマンとまではいきませんが、そのくらいのつもりで対応させていただいております。

ただし、ンパ浮腫療法士育成の講習会の経験が先輩方よりも少ないとは言え、主催の呉竹学園は伝統のある医療専門学校です。
リンパ浮腫の講習会スタッフには呉竹学園で講師をしている者もおります。
また看護師さん向けのリンパ浮腫の講習会などはこれまでも何回も行ってまいりました。
教える、講習を行うという方面には大きな自信をもっておりますのでご安心ください。

それから講習費用についてもよく質問をいただきます。
確かに当方の講習費用は他に比べてお安いですね。あまり意識をしておりませんでした。
値段の安さは広告宣伝の予算が少ないことが一番の理由かもしれません。
手作り感満載の資料はほとんど私達の手作りです。
洗練されたデザインなどではございませんが、自分が講習会を受けるなら・・・ということをいつも念頭に考え、構成しております。
また、実習の際見学にご協力くださる患者様は皆様ボランティアで研修生を受け入れてくださっています。
ひとりでも多くの治療家が増える手伝いになるならと、患者様からもご協力くださっているのです。
(もちろん患者様のご了解を得た方に限ります。)

もしこんな講習会だったらいいのにというアイディアがございましたら、コメント欄でもメールでも構いません。是非ご意見お聞かせください。
実現可能なものから取り入れて行きます!
メール lt_info@bethel-shinryosho.jp

講習会の2次募集は只今受付中です。
募集内容の詳細は  コチラ まで

ヨシダ


暖かくなると。。。

気がつけば春です。
雪の多い冬でしたがすっかり暖かくなりました。
週末は八重桜のお花見に行って参りました。

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ソメイヨシノとは違う可愛らしい八重桜。
気候も穏やかで久しぶりにのんびり致しました。

さて、これから気温は少しずつ、もしくはいきなり暑くなります。
リンパ浮腫の治療に携わる者としては少し要注意な季節が近づいています。

夏。
この季節はリンパ浮腫の症状が強く出やすいのです。

原因は気温の上昇による血流の増加です。
リンパ液の回収力が低下しているところにいつも以上の血液がくることで浮腫が強くなるのです。
浮腫が強くなると蜂窩織炎になる可能性も高まります。

浮腫に有効な圧迫療法も日本の高温多湿の環境下では思うようにできないことも多いのです。

また虫刺されや日焼け、薄着による怪我の遭遇率増など浮腫のキッカケとの遭遇率も高まります。
ですが、そのことに不安を持ち日常が閉ざされてしまうような生活指導では患者さんのストレス増やモチベーション低下につながります。

患者さんの生活状況なども把握しながら、ケアの指導を工夫する。
そのことに他の季節以上に気配りの必要な季節がやってきます。

ご縁のありました患者さんはもちろん、全ての方にとって楽しい夏になりますようお祈りしつつ、夏にむけてリンパ浮腫療法士として気持ちをひきしめた週末でした。

ヨシダ


リンパ浮腫のセルフケア、家族ケア

リンパ浮腫の多くは生涯向き合う症状です。
その治療は自由診療で行われるため、全てを施術者頼りでは費用も膨れ上がります。
そのためベテル南新宿診療所ではリンパ浮腫の患者さんへのセルフケアの指導を充実させております。

どうしてリンパ浮腫になるのか。
リンパ浮腫の治療はどういったものがあるのか。
そういう基本的なところから、ご自分でできるケアの方法やそしてご家族でできるケアの方法を指導いたします。

一口にリンパ浮腫の治療と申しましても患者さんによってその症状は様々です。
どうしても画一的なマニュアルを作るのは難しいのです。
ですから指導の中では担当スタッフの手書きの文字や絵が入ったり、患者さんやご家族が治療の様子をVTRに撮るなどして、その方オリジナルの治療内容を毎回お伝えしております。

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かかる時間は症状によって異なりますが、大体1時間半くらい。
料金はバンテージ療法の指導だけを行う場合は1時間で4,000円、1時間半では6,000円です。
マッサージなどは実際の治療時間の中で指導を合わせて行う場合、指導のためにその治療時間から延長となった時間分指導料としていただきます。(10分ごとに1,050円)

理想は毎回私たちが治療を行うのではなく、ご自分でご家族でいつも治療ができる環境です。
リンパ浮腫療法士がマンツーマンでご指導いたします。
気になる方はお電話でご予約くださいませ。

ベテル南新宿診療所 吉田


呉竹鍼灸柔整専門学校へ行ってきました

先日、新横浜にある呉竹鍼灸柔整専門学校へ行ってきました。
無事国家試験を終えられてあとは卒業を待つのみの3年生の皆さんにリンパ浮腫についての説明をさせていただきました。
今回は鍼師、灸師、あんまマッサージ指圧師の勉強をされた生徒さん方が集まってくださっていました。
10名そこそこかと思いきや、さすが呉竹の皆さんは勉強熱心ですね。
40名を超す集まりです。

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皆さんとても真剣に耳を傾けていただき、感激いたしております。
興味のない話で退屈かも・・・と、内心ドキドキでした。

リンパ浮腫とはどういう症状なのか。
鍼灸治療やマッサージ治療において注意することはどういうことがあるのか。
実際の治療方法とはどういうことなのか・・・などなどお話いたしました。
また、生徒さんにご協力いただき、圧迫療法の実演も行いました。
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講習会では135時間以上かけて説明、実習する内容を1時間半そこそこの時間で行いましたので本当に駆け足です。
もっともっとお伝えしたいことでいっぱいでした。
興味をもっていただけただけでも感謝です。
私も鍼灸あマ指師の有資格者ですが、リンパ浮腫のことをまだよく知らない時期に出会った患者さんに効果的な施術ができませんでした。
幸い間違ったことはしていなかったのですが、知らずに鍼やお灸の治療をしたかもしれないという可能性はあります。

啓蒙活動としてもこういう活動の場が増えるといいなと感じました。
治療家になる生徒さんの眼差しはとても眩しかったです。

今後この中からもリンパ浮腫の治療に携わる方が出てくるかもしれない。
そう感じました。

ベテル南新宿診療所 ヨシダ


詳細決定!第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会

第2回LT講習会 申込書第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会の詳細が決定いたしました。
東京医療専門学校のホームページでも公開準備中ですが、更新に
少々時間がかかっておりますのでこちらで一足お先にUPさせていただきます。

講習会のスケジュール、講習の概要は コチラ

講習会のお申し込みの手順は  コチラ 

講習会の申込書は  コチラ

講習会の申込書の記入例は  コチラ

講習会会場までのアクセスは  コチラ

講習会の受講料ですが、申込受付期間中に消費税の増税がある関係で
申込期間を2回に分けております。
一次募集期にお申し込みで受講料の振込を3/31までに完了される場合は消費税5%、
それ以降の場合は8%での対応となります。
受講料の振込期間を一律4/1以降にして全て8%対応という案も考えたのですが、
やはり数十万円の3%UPは大金です。
煩雑にはなりますが、少しでも受講される方々のご負担が軽くなればと
このような形になりました。

ご興味のある方、是非一度ご覧くださいませ!!

写真は第1回講習会の実技の様子です。
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ベテル南新宿診療所のリンパ浮腫療法士たち

ベテル南新宿診療所では現在5名のリンパ浮腫療法士がおります。
男性1名、女性4名。
そのうち3名はドイツのフェルディーで学んで参りました。

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当院がリンパ浮腫の治療を始めると決めたのはもう10年以上も前のこと。
こうと決めたら即行動ということで、まず診療所のリーダーH先生が渡独。

ドイツ語はもちろん英語に自信のなかったH先生は渡独が決定したところで
大急ぎで英語を習得し、備えたそうです。
(研修は全て英語で行われるインターナショナルクラス)

事前に送られてきた分厚いテキストや宿題と格闘し、ドキドキのドイツ到着。
フェルディーのある街まで行きたいと、駅員さんに尋ねたら
「君はたどり着けないんじゃないかな」などと言われたとか。

そんな苦労をしながらたどり着いた研修では
世界から集まったリンパ浮腫を学びたいという人たちがいっぱい。
当時は目からウロコの情報もたくさんだったそうです。

その苦労を帰国してから手探りでスタッフに伝え、そしてまたひとり、またひとりと渡独。
そうしたみんなの苦労や経験から今日ではたくさんの患者さんとお付き合いをさせていただけるようになりました。
患者さんの症状はひとくくりにリンパ浮腫となりますが、その症状や治療内容はおひとりおひとり違います。
その違いに対応していく際に大きな助けとなるのがドイツでの研修やこれまでの経験です。

現在では渡独しなくても十分日本国内でリンパ浮腫を学べる環境となってまいりました。
これから勉強してみたいと思っている方は是非いろいろ調べてみてください。
比べてみてください。
私たちの行う講習会の詳細は3月上旬にHPで発表となる予定です。

追伸:スタートは5/31からと決定していることをこっそりお知らせ申し上げます。

ヨシダ


リンパ浮腫治療の季節

いつも講習会の話ばかりになっておりましたので、少しリンパ浮腫の治療について書きたいと思います。

リンパ浮腫の治療CDT(複合的治療)を開始するにあたり、一番いい時期を言うならば・・・。
それは秋から冬にかけての季節になります。

もちろん真夏でもリンパ浮腫の治療を開始いたします。
なぜなら暑い夏は浮腫を増幅させてしまう時期だからです。

暑い夏というのは、むくみやすく、むくみを減らしにくい季節です。
CDTでは様々な治療方法を組み合わせて行うのですが、その中でも圧迫療法と運動療法は高い治療効果が期待できます。
ですが、昨今の日本の猛暑酷暑では圧迫療法は辛いものです。運動も猛暑酷暑では難しくなります。
そういう理由から、夏よりも涼しくなってくる秋からの方が思いっきり治療をできるのです。

もし治療開始を悩まれている方がいらっしゃいましたら暑くなる前の今の時期に治療を開始されることをオススメいたします。
ヨシダ

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腕 バンテージによる圧迫療法の一例


消費税UPに翻弄される今日この頃

5月末よりスタートを準備している第2回リンパ浮腫療法士資格取得講習会ですが準備に手間取っています。
特に消費税UPの問題。
どうやら契約の時期で消費税額が決定ではないようで、しかしながら5月下旬からスタートならば、募集はやはり3月から行いたい。
そして受講生の方々の負担が少しでも少なく・・・となると3月中に講習費を入金できるようにして・・・
といろいろ準備をしております。
本来でしたら一次募集を4月中頃まで。定員に余裕があれば5月にも二次募集をという予定でおりましたがそうではなく、一次募集は消費税5%、二次募集では8%という違いになりそうです。

3月募集開始までに準備が間に合うようフル回転で動いております。

ヨシダ


【予告】第2回 リンパ浮腫講習会 講習生募集

第1期生の修了式が終わって間もないのですが、予告です。

次回当方が行いますリンパ浮腫療法士・資格取得講習会は5月にスタートする予定です。
現在細かな日程の決定など最終の打合せを行っております。
決まり次第、こちらのブログもしくは東京医療専門学校のHPでお知らせいたします。

ご興味のある方はこちらまでお問い合わせください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
lt_info@bethel-shinryosho.jp 担当:吉田

往診や治療などで席を空けていることがあります。
出来るだけ迅速に対応させて頂きますが、お返事まで少々のお時間をお許しくださいませ。

お問合せ頂きました方へは日程などの詳細が決まり次第こちらからご連絡も可能です。
ご不明な点や疑問などもお寄せ下さい。

ベテル南新宿診療所 吉田


LT資格取得講習会 第1期生の誕生です!

あっという間に迎えた講習会の最終日。
無事全員の合格!となりました。
集合写真

リンパ浮腫療法士認定機構の認定校として新たに構築しなおした講習会。
とにかく医療人として学びたい理想の形を作ろうと、試行錯誤してまいりました。
LTとして知っておいてもらいたいことや見せたいことなどできる限り盛り込んでまいりました。

試験はその内容にふさわしいものにしようと筆記、口頭試問、実技と1日かけて行いました。
口頭試問
口頭試問では皆さんの緊張が伝わってきます。
ですが、ひとつひとつ丁寧に答えて頂き、その内容にも感激です。

実技

左の写真は実技のバンテージの確認を試験官が行っている様子です。
初めは手順を覚えることだけでも大変そうだった皆さんの手が、どんどん上達し、とてもきれいに巻けるようになりました。

授与
そして最後に東京医療専門学校の村居校長より修了証書の授与です。

皆さんのホッしたお顔や達成感のお顔にうっかり目頭が熱くなりそうで必死にこらえながらの写真撮影でした。

なんて、これで終了みたいに書いてしまいましたが、これがゴールではありません。
スタートラインへの切符を手にしたばかりです。
このあとLT取得の認定試験があり、そして患者さんがいる現場が待っています。
講習生の皆さん、週末はひとまずゆっくりお休みください!
そして来週からまたまた頑張りましょう!!
応援しております!!!

ヨシダ