2016年7月4日(月)14:30~
埼玉県済生会川口総合病院 リンパ外科・再建外科 医長
原 尚子 先生の診察がスタート致します!!
ベテル南新宿診療所では長年リンパ浮腫に関する複合的治療を行ってまいりました。
複合的治療とは・・・
複合的理学療法といわれる治療方法
包帯や弾性着衣(ストッキングやスリーブ)で圧迫をする圧迫療法
圧迫下での運動療法
用手的リンパドレナージ
スキンケア
そして、それらに
患肢の挙上(腕や足を高くあげること)
日常生活上の管理(体重管理など)
というような内容を加えた治療方法のことをいいます。
これらは保存的な治療です。
例えば手術など外科的な治療ではないということです。
一昔前、リンパ浮腫の治療では薬剤による治療や外科的治療ではいい結果とは言えず、ベテル南新宿診療所では体への負担も少ない保存的な治療を中心におこなっていました。
ですが昨今手術による治療方法においてよい効果が多く出ています。
その代表的なものがリンパ管と静脈をつなぐ、LVA(リンパ管-静脈吻合術)です。
女優の古村比呂さんが最近TVでご自身のリンパ浮腫治療として番組で紹介されていましたので、ご存知の方も多くいのではないでしょうか。
番組の中でもありましたが、全員のリンパ浮腫の症状を全くゼロにするという治療ではありません。
ですが、蜂窩織炎などの炎症は起こりにくくなった
ストッキングの圧が少し優しいものにできたなど
リンパ浮腫の症状が軽くなる方が多いです。
原尚子先生は東京大学の形成外科でリンパ浮腫診療を開始され、外科的治療でリンパ浮腫の軽減に取り組まれてきました。
現在は埼玉県済生会川口総合病院 リンパ外科・再建外科 医長で診療、オペを行っていらっしゃり、予約は3ヶ月後までいっぱいだそうです。
LVAの前後に複合的療法を組み合わせることで更によい結果が出ると期待されています。
原先生の診察は全て予約にて受付中です。
まずはお電話にてご予約くださいませ。
ベテル南新宿診療所
リンパ浮腫担当:ヨシダ
写真は昨年埼玉県済生会川口総合病院に研修に行かせていただいた時のものです。