気がつけば春です。
雪の多い冬でしたがすっかり暖かくなりました。
週末は八重桜のお花見に行って参りました。
ソメイヨシノとは違う可愛らしい八重桜。
気候も穏やかで久しぶりにのんびり致しました。
さて、これから気温は少しずつ、もしくはいきなり暑くなります。
リンパ浮腫の治療に携わる者としては少し要注意な季節が近づいています。
夏。
この季節はリンパ浮腫の症状が強く出やすいのです。
原因は気温の上昇による血流の増加です。
リンパ液の回収力が低下しているところにいつも以上の血液がくることで浮腫が強くなるのです。
浮腫が強くなると蜂窩織炎になる可能性も高まります。
浮腫に有効な圧迫療法も日本の高温多湿の環境下では思うようにできないことも多いのです。
また虫刺されや日焼け、薄着による怪我の遭遇率増など浮腫のキッカケとの遭遇率も高まります。
ですが、そのことに不安を持ち日常が閉ざされてしまうような生活指導では患者さんのストレス増やモチベーション低下につながります。
患者さんの生活状況なども把握しながら、ケアの指導を工夫する。
そのことに他の季節以上に気配りの必要な季節がやってきます。
ご縁のありました患者さんはもちろん、全ての方にとって楽しい夏になりますようお祈りしつつ、夏にむけてリンパ浮腫療法士として気持ちをひきしめた週末でした。
ヨシダ