medi 採寸講習会

当院のリンパ浮腫治療では大きくふたつの治療期間があります。
集中排液期といって、サイズアップした浮腫を集中的にサイズダウンさせる期間と
維持期といってサイズダウンした状態を維持していく期間です。

集中排液期では主にバンテージ療法とマニュアルリンパドレナージを中心に行っていきます。
もちろんセルフケアの指導も行い、患者さん自身が浮腫のコントロールができるようにもお手伝いしていきます。
そうしてサイズダウンした状態を維持していく維持期では患者さんのサイズにあった圧迫できる弾性着衣を装着していただきます。
その中でも難しいのがオーダーメイドの弾性着衣の作成です。

もちろん既製品で対応できれば経済的も弾性着衣を準備するセラピストもラクです。
ですが、足首あたりは細くても太もものサイズは少し太めなど、人間の身体は画一ではありません。
24時間の圧迫できる環境を考えると快適な装着感を、そして効果的な圧迫を考えると最適なのはオーダーメイドの弾性着衣だと実感しています。

けれどオーダーメイドの作成には正確に計測できるということが重要です。
講習会では、弾性着衣界のトップクラスであるmedi社を扱ってくださっているナック商会さんにご協力いただき、medi製品のオーダーメイドの計測方法をレクチャーいただいていています。

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ちょっとコツはありますが、これがうまくできると患者さんの身体にあった最適の弾性着衣を作成できます。
さてさて講習生の皆さん、コツはつかめましたでしょうか???

ベテル南新宿診療所
LT担当 ヨシダ


2015年初講習会です

新年一発目の講習会は血管外科の池田先生です。

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一言で浮腫と言っても様々な原因による浮腫があります。
リンパ浮腫は浮腫という症状の中の一部です。
その鑑別方法や、検査法、似た症状の紹介など詳しくご講義いただきました。

池田先生には当院でも血管外科の外来を月に1回お願いしております。
患者さんお一人お一人を丁寧に診察下さっています。
一見リンパ浮腫のような症状でも実は静脈にも問題がある場合があります。
また、女性は静脈瘤による浮腫をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
そんな時は池田先生に診察をお願いしております。

講義もたくさんのイラストや症例写真を準備頂き、感謝申し上げます。

LT担当 ヨシダ