MACS 第2回MACSカンファランス

去る10/28。
第2回MACSカンファランスが開催され、私たちも参加いたしました。

参加済生会川口総合病院リンパ外科・再建外科 三原 誠先生、原尚子先生を中心に、東神奈川とさき治療院の戸崎綾子先生方、ana治療院 穴田佐和子先生、済生会横浜南部病院形成外科 長西裕樹先生、そして私たちベテル南新宿診療所のメンバーです。

普段他院の先生方とお話しできる機会は少なく、それどころか対立することもよく聞く医療の世界です。(ドラマでもよくありますよね。)
そんな垣根をとっぱらい、参加者全員がひとりひとつ論文を持ち寄り発表し、それについて皆で検証しあう集まりです。
自分の論文を発表したり、海外の論文を持ち寄ったり。。。

私はベテルで二人チームになって院内の患者さんの来院状況について調べ発表しました。
これは簡単な調査ではなく、これまでの患者さんのカルテをすべて見直し、集計していくのは本当に大変な作業でした。
(しばらくエクセル見るのが嫌になるくらい。)

リンパ浮腫の治療は長期に渡って継続することになります。
途中で中断してしまう患者さんもいらっしゃいます。
できれば患者さんが長く治療を続けて欲しい。そうできる環境づくりのヒントがこの中にありそうです。

他のみなさんの論文は治療方法や効果についての発表が中心で、非常に勉強になりました。

この集まりは定期開催の予定とのこと。
参加のための準備は大変ですが、こういう集まりは気が引き締まりやる気の源にもなります。
どんどん参加し、より良い治療につなげていきます。

参加者の皆さんと
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協賛いただいたナック商会株式会社の皆様ありがとうございました。

ベテル南新宿診療所
リンパ浮腫担当:ヨシダ4


with you tokyo 2016

今年もwith you tokyo2016にてグループワークをおこなってまいりました。
乳癌患者さんを対象としたイベントで毎年ピンクリボン月間のこの時期聖路加で開催されています。
私達は乳癌術後の後遺症のひとつとなるリンパ浮腫について、集まった皆さんにお伝えしております。
リンパ浮腫ってなんだろう?どうして起こるのだろう? そうしてもしリンパ浮腫になってしまったらどうしたらいいの? 治療法は?予防はできるの?
ひとつひとつ紐解いていくと、浮腫とのお付き合いの仕方がわかってきます。
ときには闇雲に浮腫をやっつけようと構えることもあるかと思います。
そうはいっても長い付き合いになる浮腫。
相手のことをたくさん理解して上手くコントロールしてお付き合いできれば。
そのお手伝いが出来れば幸甚です。

参加頂いた皆さんから。
最近リンパ浮腫外来がどんどん閉鎖となってどうしたらいいの?
これまで自己流で管理していたけれど、ここはあってた、ここは間違えていたといろいろわかった。
あれもダメ、これもダメ。ただただ不安に思っていたけど、リンパ浮腫を理解できて少し安心した。
スリーブの付け方のコツを確認できて良かった。
などなど。

私たちの取り組み方もいろいろ考えることができました。
ありがとうございます。

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ベテル南新宿診療所
リンパ浮腫担当 ヨシダ