リンパ浮腫のセルフケア、家族ケア

リンパ浮腫の多くは生涯向き合う症状です。
その治療は自由診療で行われるため、全てを施術者頼りでは費用も膨れ上がります。
そのためベテル南新宿診療所ではリンパ浮腫の患者さんへのセルフケアの指導を充実させております。

どうしてリンパ浮腫になるのか。
リンパ浮腫の治療はどういったものがあるのか。
そういう基本的なところから、ご自分でできるケアの方法やそしてご家族でできるケアの方法を指導いたします。

一口にリンパ浮腫の治療と申しましても患者さんによってその症状は様々です。
どうしても画一的なマニュアルを作るのは難しいのです。
ですから指導の中では担当スタッフの手書きの文字や絵が入ったり、患者さんやご家族が治療の様子をVTRに撮るなどして、その方オリジナルの治療内容を毎回お伝えしております。

DSC_0513_3

かかる時間は症状によって異なりますが、大体1時間半くらい。
料金はバンテージ療法の指導だけを行う場合は1時間で4,000円、1時間半では6,000円です。
マッサージなどは実際の治療時間の中で指導を合わせて行う場合、指導のためにその治療時間から延長となった時間分指導料としていただきます。(10分ごとに1,050円)

理想は毎回私たちが治療を行うのではなく、ご自分でご家族でいつも治療ができる環境です。
リンパ浮腫療法士がマンツーマンでご指導いたします。
気になる方はお電話でご予約くださいませ。

ベテル南新宿診療所 吉田


呉竹鍼灸柔整専門学校へ行ってきました

先日、新横浜にある呉竹鍼灸柔整専門学校へ行ってきました。
無事国家試験を終えられてあとは卒業を待つのみの3年生の皆さんにリンパ浮腫についての説明をさせていただきました。
今回は鍼師、灸師、あんまマッサージ指圧師の勉強をされた生徒さん方が集まってくださっていました。
10名そこそこかと思いきや、さすが呉竹の皆さんは勉強熱心ですね。
40名を超す集まりです。

IMG_6959_1

皆さんとても真剣に耳を傾けていただき、感激いたしております。
興味のない話で退屈かも・・・と、内心ドキドキでした。

リンパ浮腫とはどういう症状なのか。
鍼灸治療やマッサージ治療において注意することはどういうことがあるのか。
実際の治療方法とはどういうことなのか・・・などなどお話いたしました。
また、生徒さんにご協力いただき、圧迫療法の実演も行いました。
IMG_6932_2

講習会では135時間以上かけて説明、実習する内容を1時間半そこそこの時間で行いましたので本当に駆け足です。
もっともっとお伝えしたいことでいっぱいでした。
興味をもっていただけただけでも感謝です。
私も鍼灸あマ指師の有資格者ですが、リンパ浮腫のことをまだよく知らない時期に出会った患者さんに効果的な施術ができませんでした。
幸い間違ったことはしていなかったのですが、知らずに鍼やお灸の治療をしたかもしれないという可能性はあります。

啓蒙活動としてもこういう活動の場が増えるといいなと感じました。
治療家になる生徒さんの眼差しはとても眩しかったです。

今後この中からもリンパ浮腫の治療に携わる方が出てくるかもしれない。
そう感じました。

ベテル南新宿診療所 ヨシダ


詳細決定!第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会

第2回LT講習会 申込書第2回リンパ浮腫療法士・資格取得講習会の詳細が決定いたしました。
東京医療専門学校のホームページでも公開準備中ですが、更新に
少々時間がかかっておりますのでこちらで一足お先にUPさせていただきます。

講習会のスケジュール、講習の概要は コチラ

講習会のお申し込みの手順は  コチラ 

講習会の申込書は  コチラ

講習会の申込書の記入例は  コチラ

講習会会場までのアクセスは  コチラ

講習会の受講料ですが、申込受付期間中に消費税の増税がある関係で
申込期間を2回に分けております。
一次募集期にお申し込みで受講料の振込を3/31までに完了される場合は消費税5%、
それ以降の場合は8%での対応となります。
受講料の振込期間を一律4/1以降にして全て8%対応という案も考えたのですが、
やはり数十万円の3%UPは大金です。
煩雑にはなりますが、少しでも受講される方々のご負担が軽くなればと
このような形になりました。

ご興味のある方、是非一度ご覧くださいませ!!

写真は第1回講習会の実技の様子です。
DSC_0509_2


ベテル南新宿診療所のリンパ浮腫療法士たち

ベテル南新宿診療所では現在5名のリンパ浮腫療法士がおります。
男性1名、女性4名。
そのうち3名はドイツのフェルディーで学んで参りました。

CIMG1742

当院がリンパ浮腫の治療を始めると決めたのはもう10年以上も前のこと。
こうと決めたら即行動ということで、まず診療所のリーダーH先生が渡独。

ドイツ語はもちろん英語に自信のなかったH先生は渡独が決定したところで
大急ぎで英語を習得し、備えたそうです。
(研修は全て英語で行われるインターナショナルクラス)

事前に送られてきた分厚いテキストや宿題と格闘し、ドキドキのドイツ到着。
フェルディーのある街まで行きたいと、駅員さんに尋ねたら
「君はたどり着けないんじゃないかな」などと言われたとか。

そんな苦労をしながらたどり着いた研修では
世界から集まったリンパ浮腫を学びたいという人たちがいっぱい。
当時は目からウロコの情報もたくさんだったそうです。

その苦労を帰国してから手探りでスタッフに伝え、そしてまたひとり、またひとりと渡独。
そうしたみんなの苦労や経験から今日ではたくさんの患者さんとお付き合いをさせていただけるようになりました。
患者さんの症状はひとくくりにリンパ浮腫となりますが、その症状や治療内容はおひとりおひとり違います。
その違いに対応していく際に大きな助けとなるのがドイツでの研修やこれまでの経験です。

現在では渡独しなくても十分日本国内でリンパ浮腫を学べる環境となってまいりました。
これから勉強してみたいと思っている方は是非いろいろ調べてみてください。
比べてみてください。
私たちの行う講習会の詳細は3月上旬にHPで発表となる予定です。

追伸:スタートは5/31からと決定していることをこっそりお知らせ申し上げます。

ヨシダ


リンパ浮腫治療の季節

いつも講習会の話ばかりになっておりましたので、少しリンパ浮腫の治療について書きたいと思います。

リンパ浮腫の治療CDT(複合的治療)を開始するにあたり、一番いい時期を言うならば・・・。
それは秋から冬にかけての季節になります。

もちろん真夏でもリンパ浮腫の治療を開始いたします。
なぜなら暑い夏は浮腫を増幅させてしまう時期だからです。

暑い夏というのは、むくみやすく、むくみを減らしにくい季節です。
CDTでは様々な治療方法を組み合わせて行うのですが、その中でも圧迫療法と運動療法は高い治療効果が期待できます。
ですが、昨今の日本の猛暑酷暑では圧迫療法は辛いものです。運動も猛暑酷暑では難しくなります。
そういう理由から、夏よりも涼しくなってくる秋からの方が思いっきり治療をできるのです。

もし治療開始を悩まれている方がいらっしゃいましたら暑くなる前の今の時期に治療を開始されることをオススメいたします。
ヨシダ

IMGP1866
腕 バンテージによる圧迫療法の一例


消費税UPに翻弄される今日この頃

5月末よりスタートを準備している第2回リンパ浮腫療法士資格取得講習会ですが準備に手間取っています。
特に消費税UPの問題。
どうやら契約の時期で消費税額が決定ではないようで、しかしながら5月下旬からスタートならば、募集はやはり3月から行いたい。
そして受講生の方々の負担が少しでも少なく・・・となると3月中に講習費を入金できるようにして・・・
といろいろ準備をしております。
本来でしたら一次募集を4月中頃まで。定員に余裕があれば5月にも二次募集をという予定でおりましたがそうではなく、一次募集は消費税5%、二次募集では8%という違いになりそうです。

3月募集開始までに準備が間に合うようフル回転で動いております。

ヨシダ


【予告】第2回 リンパ浮腫講習会 講習生募集

第1期生の修了式が終わって間もないのですが、予告です。

次回当方が行いますリンパ浮腫療法士・資格取得講習会は5月にスタートする予定です。
現在細かな日程の決定など最終の打合せを行っております。
決まり次第、こちらのブログもしくは東京医療専門学校のHPでお知らせいたします。

ご興味のある方はこちらまでお問い合わせください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
lt_info@bethel-shinryosho.jp 担当:吉田

往診や治療などで席を空けていることがあります。
出来るだけ迅速に対応させて頂きますが、お返事まで少々のお時間をお許しくださいませ。

お問合せ頂きました方へは日程などの詳細が決まり次第こちらからご連絡も可能です。
ご不明な点や疑問などもお寄せ下さい。

ベテル南新宿診療所 吉田


LT資格取得講習会 第1期生の誕生です!

あっという間に迎えた講習会の最終日。
無事全員の合格!となりました。
集合写真

リンパ浮腫療法士認定機構の認定校として新たに構築しなおした講習会。
とにかく医療人として学びたい理想の形を作ろうと、試行錯誤してまいりました。
LTとして知っておいてもらいたいことや見せたいことなどできる限り盛り込んでまいりました。

試験はその内容にふさわしいものにしようと筆記、口頭試問、実技と1日かけて行いました。
口頭試問
口頭試問では皆さんの緊張が伝わってきます。
ですが、ひとつひとつ丁寧に答えて頂き、その内容にも感激です。

実技

左の写真は実技のバンテージの確認を試験官が行っている様子です。
初めは手順を覚えることだけでも大変そうだった皆さんの手が、どんどん上達し、とてもきれいに巻けるようになりました。

授与
そして最後に東京医療専門学校の村居校長より修了証書の授与です。

皆さんのホッしたお顔や達成感のお顔にうっかり目頭が熱くなりそうで必死にこらえながらの写真撮影でした。

なんて、これで終了みたいに書いてしまいましたが、これがゴールではありません。
スタートラインへの切符を手にしたばかりです。
このあとLT取得の認定試験があり、そして患者さんがいる現場が待っています。
講習生の皆さん、週末はひとまずゆっくりお休みください!
そして来週からまたまた頑張りましょう!!
応援しております!!!

ヨシダ


講習会も最終日

センター試験で日本中の受験生が踏ん張っている今日。
9月からスタートしたリンパ浮腫(LT)の講習生も修了試験となりました。

とにかく私達が可能な限り充実した講習会にしたい。
スタッフ自身が受けたい内容で行いたい。
そう考えて運営してきました。

終了試験は筆記、実技、口頭試問。
1日かけて行われます。

講習生の皆さん、頑張ってください!

ヨシダ


ドイツ研修 リンパ浮腫クリニックとmedi工場見学

ドイツ
ドイツに行ってまいりました。
残念ながら観光ではございません。朝8:30~夜6時過ぎまで、びっちりスケジュールが組まれた強行軍の研修です。

とてもハードな研修でしたが、得たものは大変多かったです。
いくつかご紹介いたします。

初日はクリニックの見学から始まりました。
クリニック

こちらはドイツでも浮腫治療に積極的で常に新しい試みを行っているクリニックです。
たとえば・・・
クリニック」おん@
写真は音波によって脂肪浮腫を改善するのだそうです。
ドイツに行って初めて知ったことですが、ドイツはヨーロッパの中でも肥満の問題が深刻なのだそうです。
ですから一口に浮腫といっても脂肪性の浮腫が多いようです。

こちらでは主に入院による治療がおこなわれています。
広々とした個室に、明るい食道(メニューは1日1200キロカロリーのダイエット食)、バンテージルーム、最新のマシン、個室マッサージルーム、エクササイズスタジオなど。
入院し、管理された毎日の中で患者さんは快適に浮腫を解消していくそうです。
日本ではまだまだ入院しての浮腫治療は一般ではありません。
これからどんどん増えるかもしれませんが、それにはもう少し時間がかかりそうです。

ドイツのクリニックをそのまま日本でというのは難しいですが、使用していた伸縮性がほとんどないバンテージや新しい試みは興味深かったです。
キネシオテープでのリンパの流れを整えるという話も試してみたい方法です。
こちらはもう少し検討の余地アリです。

そして午後は弾性着衣において世界的に大きなシェアをもつmedi社の工場見学です。
medi
バイロイトという町にある立派な会社です。

残念ながら工場の中は撮影禁止とのことでしたので写真は外観だけで申し訳ございません。

中はとても清潔で整然とした空間でした。
弾性着衣に平編みと丸編みがあるのは多くの方がご存知だと思います。
(詳しくお知りになりたい方は講習会に是非ご参加くださいませ。来年は5月ごろに開催できればと準備中です。)
それぞれがズラッと並ぶ編み機でどんどん編まれていく様子は圧巻でした。
また、それらは規定の伸び率になっているかなど人の手でチェックが入ります。

編まれた生地は熱処理によって縮められ、より圧迫力のあるものにしていきます。

そしてオーダーメイドのフロアでは1mm単位に型どられた記事をひとつひとつ認定を受けたベテラン職人が縫っていきます。
その様子は薄暗いなかで黙々と・・・ではなく、明るい開放感のある部屋で皆さんのびのびとされていました。
タグもひとつひとつ手で縫い付けです。
高額な弾性着衣ですが、リンパ浮腫の患者さんにとってなくてはならない大切なアイテム。
作られている過程を見ると値段にも納得はいくのですが・・・。
ほとんどを保険でカバーできているドイツに比べると、日本の患者さんのご苦労は大きい。
私ひとりがどうこうできることではありませんが、ひとりでも多くのリンパ浮腫療法士の方が増え、治療成果が上がり、治療全般が保険でカバーできるようになるといいなと思います。

さて。
長くなりました。そのほかの情報はまた改めて。


LT講習生の声

講習会に参加されている方がコメントをくださいましたのでご紹介致します。

東京医療専門学校卒、現在教員養成課に進まれたM.S.先生です。

 私は以前、大学病院で産婦人科病棟に勤務しており、婦人科の手術後のリンパ浮腫の患者様方を多く看てきました。その時、医師から処方された薬剤を投与すること、浮腫軽減のためのマシンの装着、そして気やすめ程度のマッサージをすることしかできずジレンマを感じていました。今回、講習会に参加することでリンパ浮腫についての知識と処置法について学び、患者様に還元できればと思っています。
 大学病院退職後、大学で看護教育に携わっており、様々な補完代替療法などについて講義をしたり、臨床実習の場でアロマのマッサージなどを取り入れたりしていました。今後も看護教育に携わる予定でありその際、今回得た知識を伝え、多くの看護職の方々が、リンパ浮腫療法師を取得できればと願っています。
 また、母校がこのような講習会を開催しているということは、卒業後、連携してリンパ浮腫の患者様をケアしていけると思っていますので、多くの卒業生の方々が受講されることをお勧めします。

最後の一文、ご推薦いただきありがとうございます。
手前味噌でございますが、手前どもの講習内容の濃さはもうドロッドロに濃~~いものになっています。
たくさんのご専門の先生方にご講義いただいておりますが、どの回も先生方がいろんな工夫をしてくださっています。どんな工夫を頂いているかはまた別の更新でお知らせさせてください。

あっもちろん実技の講習もスタッフ一同汗だくで頑張っていますよ。
自分たちの持っている全ての技術を余すことなく絞り出してお伝えしております。

10月からはクリニック研修も始まります。
講習生が実際の治療の様子をクリニックに入り、体得していきます。
患者さんには事前に講習生の見学の許可を頂いておりますが、たくさんの方に快くご承諾いただき感謝しております。

知識、技術、そして経験。
リンパ浮腫療法士として身につけていただけることはできる限りお届けしたいと努力しております。

リンパ浮腫療法士 吉田


LT資格取得講習会 実技講習

講習会も1ヶ月が終わりました。
座学の講座はほとんど終了しています。
こちらの情報は少しずつUPして参りますのでもう少々お待ちくださいませ。

本日は実技講習の様子をお伝え致します。

リンパ浮腫治療を施術するうえで身につけておきたいのが
バンテージ療法とマッサージ(マニュアルリンパドレナージ:MLD)療法です。

MLDは浅い部分のリンパを刺激し、バンテージ療法は深い部分のリンパ管を刺激してくれます。
どちらもリンパ浮腫には欠かせない治療方法です。
バンテージの巻き方はキツすぎでもダメ。ゆるすぎても効果が低い。
適度な圧迫力となるように何度も練習を重ねます。

以下の写真はバンテージ療法講習の様子。
DSC_0432 (640x425)
この足趾の包帯を巻くときにはそのゆるさにとても気をつけます。
少しでもキツく巻きすぎると締め付けられて、痛みやうっ血が生じてしまいます。
私も習い始めの頃は巻具合を確かめるため、自分の足に巻いて寝てみたり、出かけてみたりしました。
そんなとき足趾の包帯に不具合が出ると全てを巻き直さなくてはならないのでホントがっかり。
だから足趾の包帯は慎重に巻いていくのです。

DSC_0431 (640x425)
脚のバンテージは足趾から大腿の付け根までしっかり巻き上げます。
初めてのバンテージに講習生のみなさんからは「重い!」とあちこちで驚きの声が。
本当に重いし、夏は暑いし、手間だし、大変な治療です。
でも続けることでどんどん浮腫が減り、足が軽くなっていくことを体感した患者様はたくさんいらっしゃいます。
患者さんは皆さんとても上手に巻かれるようになるんですよ。

DSC_0430 (640x425)
腕も肘の部分は浮腫がたまりやすいのに、巻き方が少し複雑で初めはうまく巻けないことが多いです。
皆さん、ああでもないこうでもない、どうしたらいいんだろうと試行錯誤です。
初めは皆さん難しいと頭を悩ませます。
でも大丈夫。今回の講習生のみなさんの真剣さならすぐに上手になります。
何度も練習していきましょう。上手になるまでサポートいたします!!!!

MLD講習の様子は肌の露出が多いので写真撮影は控えました。

マッサージは素肌に直接素手を当てて行います。
よく目にする美容のリンパドレナージュとは皮膚へのタッチの感覚も手順も異なります。
私はもともとエステ業界から医療に転身いたしました。
リンパの流れが問題ない方にはもちろん美容のリンパドレナージで良いのです。
しかしながら何らかの原因でリンパの流れに問題がある場合には要注意です。
撫でるのでもない、さするのでもない、押したり揉み込んだりするのでもない独特の手技なんです。

気になる方は次回の講習会に是非お越し下さい。

リンパ浮腫療法士 吉田


第12回With You Tokyo ~あなたとブレストケアを考える会~

清々しい秋晴れの中、当院のリンパ療法士3名で聖路加看護大学に行ってきました。
DSC_0440 (640x425)

9/29こちらでは「第12回With You Tokyo ~あなたとブレストケアを考える会~」が開催されていました。
ここのところ数年、こちらでリンパ浮腫についてのグループワークをさせていただいているのです。

毎回テーマは私たちのほうで自由に設定させていただいています。
今回は浮腫の仕組みと浮腫解消の方法について、私ヨシダが担当させていただきました。

リンパ浮腫をお持ちの患者さんやそのご家族、または浮腫の治療に携わる医療関係者の皆さんにご参加いただきました。

今回はリンパ浮腫療法士の講習会でたくさんの先生方にリンパ浮腫の知識や情報をたくさんいただいていました。
その全てをお伝えするには時間が足りなかったのですが、それでも精一杯お伝えし、皆さんと情報交換もできたと思います。

こちらはそのリハーサルの様子です。
DSC_0438 (640x470)

今回は紙芝居方式で行いました。
難しい解剖や理論をイラストを使い、イメージしやすくしてみました。
前日までスケッチブックと格闘していたのですが・・・皆様のお役に少しは立てたでしょうか。

リンパ浮腫療法士 吉田


2013リンパ浮腫療法士・資格取得講習会

残暑厳しい中始まった講習会ですが、あっという間に季節は秋めいてまいりました。

今回の講習会にご協力頂きました先生方のご講義も残すところあとわずかです。
どの先生も皆様とても丁寧に、そして教科書などにはない最新のお話をいただき、
講習生はもちろんスタッフ一同一言も聞き逃さない見逃さない意気込みで
熱気あふれる講習会となっています。

それではそんな貴重なこれまでの講習会の様子を少しずつ紹介いたします。

初日の前半!!
愛知衣装学院短期大学の伊藤宗之先生にはリンパ浮腫に関係する解剖学を教えていただきました。
伊藤先生は医師でいらっしゃると同時にドイツ語が堪能で、
リンパ浮腫療法士のバイブル的存在になる「リンパ学」という参考書の翻訳にも携わっていらっしゃいます。
リンパの最も先端の部分をご説明くださったところでは、普段のリンパ治療の組みたてや患者さんへの説明の仕方に直結。
早速、翌日の治療から先生に教わったことを引用させていただきました。
(今回よい写真がなかったのですが、今後よい写真が出てきましたら再度更新いたします)

初日後半はベテル南新宿診療所の院長でもあります中川路桂先生です。
中川路先生にはリンパ浮腫に関する生理学を中心に教えていただきました。
ここはリンパ浮腫の治療に携わる者には核となるとても大切なところです。
DSC_0388 (640x424)

いかがですか?
真剣な雰囲気が伝わりますでしょうか?

まだまだたくさんの先生方にご講義いただいております。
これから少しずつ更新してまいります。

講習会についてご質問やお問い合わせがございましたらこちらのアドレスまでお願いいたします。
lt_info@ebethel-shinryosho.jp

リンパ浮腫療法士 吉田


リンパ浮腫療法士認定 受講生募集中

we-can-do-it 資格認定機関の学校法人「呉竹学園」がリンパ浮腫療法士資格取得の講習会を開催します。同校の提携医療機関である当院が、講義・臨床指導に当たります。「リンパ浮腫療法士認定機構」が認定する資格取得のための講座ですが,当院が今まで治療を行ってきた実績を生かし,資格取得だけでなく、実際に医療機関で治療に当たれるまでの知識,技術を身につけていただくことを目標にします。現在,リンパ浮腫治療に何らかの形で関係されている方は、この機会にぜひ、CDT(複合的理学療法)を学んでみてください。「リンパ浮腫療法士認定機構」が定める受験資格が特定の医療従事者で,ある程度制限がありますが,将来、リンパ浮腫治療に携わろうとお考えの方は、是非ご相談ください。ご参加をお待ちしております。

詳細は こちらから→http://bethel-shinryosho.jp/info/lymph/cdtkoushukai.php


卒後研修生の皆さん、がんばってます!

image東京医療専門学校の卒後研修生として、今年新たに3人をお迎えしました。全員、アラフォーの女性。この世代の女性のバイタリティー、モチベーション(女子力?!)を強く感じます。更にうれしいことに、全員がリンパ浮腫治療の研鑽を目的にされているとのこと。当院ではプロフェッショナルとして通用するLT(リンパ浮腫療法士)になるべく、責任もって御指導させていただきます。

=====================================

♡東京医療専門学校 平成25年本科卒業  鍼灸師・按マ指師  N.T.先生

私は4歳の頃、右眼を失明し、6歳で視力を回復したという経緯があります。その当時、毎日眼科へ通いながら、週に一回、東洋医学が専門の先生もとで治療を受けていました。あれから40年の月日が流れましたが、私の顔をマッサージしてくださる先生の手の温もりは今でも鮮明に記憶に残っています。先生は他界されましたが、私自身いつか恩返しをしたいと思っていました。子供達が成長した今、ようやくスタート地点に立てた気がします。現在、ベテル診療所で、スタッフの先生方にお世話になりながら、リンパ浮腫の勉強をさせて頂いています。先生方の丁寧な施術姿は、毎回私の心に響きます。私もいつかは先生方のようになりたいと思い、また、リンパ浮腫で辛い思いをされている方々が少しでも楽になってもらえるような施術が早く出来るようにがんばります。

♡東京医療専門学校 平成25年本科卒業   鍼灸師・按マ指師   H.N.先生

99年よりアロマセラピストとして個人サロンを主宰し、現在鍼灸マッサージセラピストとして活動中。02年にDr.Vodder式MLDの講習にてリンパ浮腫治療をしる事になり、また身近でリンパ浮腫で辛い思いをされている方のお話を聞く機会が増え、将来リンパ浮腫の治療に関わり、患者さんの心と体のケアをしていきたいと強く思うようになり、按マ指師免許を取得。この度、ベテル南新宿診療所にて、研修生としてリンパ浮腫治療を日々勉強させて頂いております。

♡東京医療専門学校 平成25年本科卒業   鍼灸師・按マ指師   M.J.先生

私は長らく会社員として働いておりましたが、家族の病気に際し、医療関係者から多くのサポートを受けた事から、自らも人の健康に関与する仕事をしたいと思い、鍼灸マッサージの道に進みました。専門学校在学中にリンパ浮腫について知り、その時から資格取得後は医療リンパについて勉強したいと希望しておりました。この度、ベテル南新宿診療所で医療リンパを実地で学ぶ機会を頂きました事に心から感謝しております。