少し前の出来事になってしまいました。
NAC Symposium
〜Phlebology ・ Lymphology〜
〜静脈学・圧迫療法の深みにふれる〜
に参加して参りました!
Dr.Partsch パーチェ先生の講演を拝聴できましたのはこれで3回目です。
今回は圧迫療法研究のこれまでの歩みという内容でお話し下さいました。
圧迫療法という治療方法は今現在進行形で研究が進んでいる!と思いきや、まだまだ未開の箇所がたくさんあることがよくわかりました。
日本では圧迫療法に関する学会のようなものがありません。
各分野の学会がそれぞれで行っていることを発表されている状態なのだそうです。
それらがひとつにまとまったものになると情報の共有などが速くなるのかもしれません。
ベテル南新宿診療所では圧迫療法を大切にしております。
ですので、圧迫療法の圧迫がどのくらいなのか測定できる機器を導入しております。
例えば下肢のリンパ浮腫に推奨される圧がちゃんと実現できているのかを測定できます。
患者さんでの測定はまだ数人の方にお試し頂いているところですが、セラピストの育成、技術確認では活用し、効果的な圧をかけられる圧迫療法をみんなができるように務めているところです。
各セラピストの経験値から推測される効果的な圧迫療法の時代から、これからはエビデンスに基づいた確かな効果の圧迫療法へと移っていこうとしているようです。
その一端を担えるよう努力、経験を重ね、私達日本からエビデンスを発信したい。
そう思いました。